いよいよ30代!独身女性の賢い保険・共済との付き合い方
“その他”に関するねだんのこと
2017.03.10
仕事でも責任のある仕事を任され、プライベートも充実する30代。しかし、将来のことを考えるなかで「自分にとって必要な保障はなんだろう」と不安を抱く方も少なくないのではないでしょうか。今回は、30代独身女性の賢い保険・共済の選び方をご紹介します。
30代独身女性に必要な保障って?
近年、晩婚化や未婚率の上昇が進んでいます。総務省の統計によると、1970年から日本人の未婚率は上がり続け、2010年には30歳から34歳の女性の未婚率は34.5%まで上昇しました。そうした状況を受け、各保険会社・共済団体からは女性向けの商品がたくさん出されています。そんな中で、「何を選んだらいいのだろう」と悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、30代独身女性に本当に必要な3つの保障をご紹介します。
1.まず必要なのは、病気やけがの保障
どんな年代の方でも必要になってくるのが、医療の保障です。入院した際に給付金がもらえる医療保険・共済への加入は、「今は元気だから大丈夫」と考える方もいるかもしれません。しかし、30代になると子宮内膜症や子宮筋腫など、女性特有の病気が発症する可能性も高まってきます。突然の病気で入院するとなると精神的負担が大きく、さらに金銭的負担も重なることが考えられます。そんなときに医療保険・共済に加入していると、入院費の不安は軽減することができるでしょう。
2.老後のための保障
生命保険文化センターが行った意識調査によると、自分の老後生活に「不安がある」と答えた人の割合は86%。9割近くの人が老後生活に対して不安を抱えている結果に。なかでも、老後生活を送るうえで「公的年金だけでは不十分」であると考えている人は8割を超えており、公的年金だけではなく個人でしっかり準備する必要が出てきました。そこで、老後に備える手段の一つが個人年金保険・共済などの積み立て商品です。多くの積み立て商品が保険料・掛金を積み立てることで将来年金として受け取れる仕組みになっているため、老後の生活資金を補填することができます。より豊かな老後を過ごすためにも、今から積み立てを始めることを検討しても良いでしょう。
3.死亡時に必要な保障
独身の場合は、高額な死亡保障は必要ないかもしれませんが、日本消費者協会の調査によるとお葬式にかかる費用は、平均で約200万円となっています。ご家族がこの金額を一度に用意するとなると、大変なことになってしまいます。今のうちから保険・共済を利用して、自分にもしものことがあったときのため、200万円から300万円程度のお葬式費用はもちろんのこと、残されたご家族への愛情として残せるとよいですね。
今のままで大丈夫?保障を見直すタイミングとポイント
これまで保険・共済に加入していなかった方も、20代の頃に加入したままの方も、保障の見直しが重要と聞くことは多いのではないでしょうか。とはいえ具体的にいつ見直せばいいのか、何を見直せばいいのかは分かりにくいものです。ここでは、保障を見直すタイミングとポイントについてご紹介します。
保障を見直す主なタイミングは、就職や結婚など、人生の節目となる時期がベストといえるでしょう。それでは、30代独身女性が保障を見直すとよいタイミングと、ポイントはどうでしょうか。
親を扶養するとき
ひとつはご両親の高齢化などにより、面倒を見る必要が出てきたとき。自分にもしものことがあってもまとまったお金を残すことができるように、死亡保障を見直すとよいでしょう。
更新が来たとき
契約している保険・共済の更新や満期が来たときは、まさに見直しを検討するのに適した時期でしょう。いまの自分のライフステージにあった保障になっているか、掛金と貯蓄のバランスがとれているか、さらにこれから起こりうるライフイベントも考慮して保障内容を見直し・確認するとよいでしょう。
婚約・結婚したとき
結婚することになった場合には、お互いの保障についてしっかりと話しあって、契約の内容を決めましょう。また、子どもができた場合には一家の大黒柱である旦那さんだけでなく、奥さん側にもある程度大きな保障が必要となってきます。生活水準や将来必要になる費用なども考慮し、夫婦それぞれの保障の見直しを行いましょう。
これまでと生活が変わる際には、それに応じて必要な保障内容も変わってくるもの。これからの生活に必要な保障を検討しましょう。
働き盛りの30代、保険・共済と賢く付き合うことは、将来への不安を軽減することにつながります。ご自分の将来のために必要な保障をしっかりと確認したうえで、保険・共済への加入や見直しを検討してみるのはいかがでしょうか。