物価高の時代を賢く乗り切る!今こそ知っておきたい節約術をご紹介
“家と車”に関するねだんのこと
2025.06.02

物価の上昇により将来への不安が広がるなか、少しでも節約して出費を抑えたいと考える一方、「節約=我慢」というイメージが強く、なかなか長続きしないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「今こそ知っておきたい節約術」を紹介します。今日から無理なく取り組める節約方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
本内容は、令和7年5月末の制度等に基づき、記載しています。 本記事に記載の内容・条件は保険会社によって異なる場合がございます。詳しくは保険・共済各社・各団体へお問合せください。
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毎日の暮らしに取り入れたい節約術4選
貯金が得意な方の多くは、定期的に家計を見直し、無理のない範囲で節約に取り組んでいます。
ここでは、今すぐ始められる節約術4選を紹介します。家計を改善したいと考えている方は、ぜひ実践してみてください。
日々の習慣から見える節約のヒント
電気代や食費など、日常的にかかる出費を見直すことで、節約効果が期待できます。
特に夏場の電気代は、エアコンが大きな割合を占める※1ため、使用方法を見直すことが節約のカギです。
冷房の設定温度を1℃上げるだけで、約10%の節電※2につながるといわれています。例えば、外気温31℃のときにエアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げると、年間で約940円※3の節約が可能です。さらに、扇風機やサーキュレーターを併用することで、エアコンをより効率的に使用できます。
部屋に人が多い場合は、冷気が部屋全体に行き渡るよう、サーキュレーターを上向きまたは下向きにして使用しましょう。一方、部屋に1〜2人しかいない場合は、エアコンの吹き出し口近くにサーキュレーターを設置し、冷風が届くように風向きを調整します。扇風機は風が身体にあたるだけで体感温度が下がるため、エアコンと併用し、人に風が届くように設置すると効果的です※4。
また、食費に関しては、まとめ買いが必ずしもお得とは限りません。食材管理が得意な方にはまとめ買いが向いていますが、苦手な方は食材を使い切れず、余分な出費になってしまうこともあります。
ちょっとした工夫でご自身に合った賢い生活スタイルを見つけてみましょう。
家にあるものをフル活用!生活を変えずに節約しよう
家にあるものを活用することで、生活スタイルを変えずに節約が可能です。
家の中を見回して、代用品や不用品がないか考えてみましょう。
例えば、使用頻度が低い調味料は買わずに、家にあるもので調合すれば、必要量を作れます。さらに、牛乳パックをまな板代わりに使うと、使用後に捨てられるため洗い物が減り、洗剤や水道代の節約が可能です。
また、使っていない家電や読まなくなった本など、不用品をリサイクショップやフリマアプリで売却すれば、臨時収入にもなります。ベビー用品や子ども服は、使える期間が短く新品で揃えると出費がかさむため、実はリユース品の需要が高いようです。
このように、家にあるものをうまく活用すれば家計にとってプラスになります。そして「今あるものでなんとかする」という習慣が節約につながるでしょう。
固定費を見直して月1万円以上節約できる方法も
固定費の見直しは、非常に効果的な節約方法です。固定費を削減できれば、毎月の出費が抑えられ、継続的な貯金につながります。まずは、必要な支出と不要な支出を見極めることが重要です。
例えば、スマートフォンの契約を大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたり、データ通信量に合ったプランへの変更や、オプションを見直したりすることも有効です。これにより、月5,000円以上、家族全員で月1万円以上のデータ通信料等の節約も実現できる可能性があります※5。
さらに、見落しがちな固定費として自動車関連の費用もあります。
特に、自動車の保障(共済・保険)を確認することで、思わぬ節約につながることもあります。
一つでも当てはまる方は、JAの自動車共済クルマスターで掛金がお得になる可能性やご契約条件に応じて、さまざまな掛金割引が適用される可能性があります。ぜひ一度検討してみてください。
各種の所得控除やふるさと納税を活用しよう
生命保険料控除や医療費控除などの各種控除を活用し、課税所得金額を少なくすることで、所得税や住民税の税額を少なくすることができます。
生命保険料控除や地震保険料控除は、共済掛金または保険料を支払った場合に、一定の金額の所得控除が受けられるものです※6,7。医療費控除は、自分や生計をともにする配偶者・親族のために支払った医療費が一定額を超える場合に適用される所得控除です※8。
また、税金の前払いのような性格のもののため節税効果はありませんが、生活費の負担を軽減したい方は、ふるさと納税も活用するとよいでしょう。ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付することで住民税や所得税の控除を受けられます。自己負担額が実質2,000円で食品や日用品等の返礼品があるケースがあり、家計の節約等にもつながります※9。返礼品の種類も豊富なので、応援したい自治体があれば、活用してはいかがでしょうか。
なお、いずれも年末調整や確定申告等が必要となることに注意しましょう。
まとめ
節約は難しいことではなく、日々の生活に工夫を凝らしたり、固定費を見直したりすることで、簡単に始められます。
「冷房の設定温度を1℃上げる」「家にあるもので代用する」など、すぐに実践できる節約術も多いため、できることから取り組み、物価高の時代を乗り切りましょう。
共済などの保障の内容も生活スタイルの変化に合わせて確認することで、思わぬ節約につながります。少しでも気になることがあれば、ぜひお近くのJAにご相談ください。
参考:
※1経済産業省エネルギー庁 省エネルギー政策について
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/
※2デコ活(環境省) 節約アドバイザーの和田由貴先生に聞きました!エアコンの電気代を抑えるポイントとは?
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/article/2018_action_detail_003.html
※3経済産業省エネルギー庁 無理のない省エネ節約(空調)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html
※4COOL CHOICE(環境省) 外出時の室温上昇を抑えて節約・省エネ!3ステップの工夫でエアコンの負担を減らす
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20170821-01.html
※5携帯電話ポータルサイト(総務省) はじめに
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/keitai_portal/souron.html
※6国税庁 No.1140 生命保険料控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140.htm
※7国税庁 No.1145 地震保険料控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1145.htm
※8国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
※9総務省 ふるさと納税のしくみ
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/about.html