いま注目のオンライン診療。診察方法と気になる料金を調べてみた

いま注目のオンライン診療。診察方法と気になる料金を調べてみた

「オンライン診療」は、電話やビデオ通話を利用して自宅などから医師の診察を受けられる新たな診療方法です。混み合う病院へ出向いて順番を待つ必要がなく、また感染症が流行している時期には院内で感染するリスクを下げられるメリットも。今の時期は特に利用したいと考えている人も多いのではないでしょうか。オンライン診療とはどのように診察を受けるのか、また診察にかかる費用はどのくらいなのかをまとめました。

オンライン診療とは

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコン、タブレット端末などを使ってインターネット上で医師の診察を受けること。医療機関で医師と直接会って診察を受ける「対面診療」に対して、オンライン上で診察から治療薬の処方や会計を完結できることから「オンライン診療(遠隔診療とも)」と呼ばれています。


オンライン診療のメリットは、なんといっても自宅で診察を受けられることにあります。基本的に診察は予約制で行われるため、医療機関での対面診療のように混み合う病院で待つ必要がなく、会計や薬の処方を待つ時間もありません。


また、「感染症が流行している時期に病院に行くと、他の人からの感染が心配」という場合にも、外出することなく診察を受けられる点が安心です。インターネット環境があれば、どこにいてもオンライン診療を利用できます。


ただし、オンライン診療を利用するためには、オンライン診療が可能な医療機関を探す必要があります。また、原則として初診は医師と直接会う「対面診療」で、再診からオンライン診療が可能になるケースがほとんど(禁煙外来など、初診からオンライン診療が可能な治療もあります)。


また、2021年2月現在、2020年から流行している新型コロナウイルスの影響により、初診でもオンライン診療が可能になっていますが、流行が収束すればオンライン診療の対象を「再診のみ」に戻すといわれています。

オンライン診療での診察の流れ

実際にオンライン診療を利用して診察を受ける場合、どうすればいいのでしょうか。


1、医療機関を探す
受診したい医療機関がオンライン診療に対応しているかどうかを確認しましょう。電話で確認することもできますが、各医療機関のホームページにオンライン診療についての情報がないかをチェックすれば、問い合わせる手間も省けます。


受診する医療機関に制限はありませんが、症状によっては直接来院して受診するよう指示が出ることも。なるべく早く受診するためにも、近くの病院を探すようにするのがおすすめです。


2、診察を予約する
受診したい医療機関でオンライン診療が可能な場合、診療の予約をとります。電話をかけて予約をとる方法や、ホームページから予約をとる方法、オンライン診療用のアプリ上で予約をとる方法など、医療機関によって予約の取り方は異なるため、しっかり確認しましょう。


オンライン診療にはビデオ通話アプリが必要です。これも医療機関によって異なるアプリを使っているため、どのアプリを使用するかをあらかじめ確認し、予約時間になってあわてずにすむようにセッティングしておいてください。


あわせて問診票や保険証の情報を入力し、アプリ上でのユーザー登録を行うことが多いため、手元に保険証を用意しておくとスムーズです。また、支払方法についても予約時に決めておくケースが多く、多くの場合はクレジットカード決済が取り入れられています。


3、受診
予約時間になったらアプリ上で医療機関と通話をつなぎ、診察を受けます。本人確認のため、名前や生年月日といった個人情報を伝えてから診療がスタートします。オンラインでは診断が難しい場合や、症状が重い場合など、すぐに受診すべきと指示を受けたらすみやかに医療機関を受診しましょう。


4、処方箋の発行や会計をする
診察が終わったら、治療薬の処方や会計をします。薬が処方される場合は、薬局へ出向いて直接受け取るほか、宅配で受け取れる場合もあります。近くの薬局を医療機関へ伝えれば、医療機関と薬局が直接やりとりをして薬を配送してくれます。


上記がオンライン診療の大まかな流れですが、なかなか自宅から出られないときには受診から会計、処方までオンラインで完結できればとても便利に利用できそうですね。

おすすめコンテンツ

オンライン診療で注意しておくべきポイント

オンライン診療を受ける場合、いくつか注意点があります。


●オンラインだけで診断がつかないこともある
対面と比べると、直接見たりさわったりできないため、医師の判断が難しくなることも。より正確な診断のために来院を求められることがあることは、気に留めておきましょう。


●初診はオンライン診療ができない
オンライン診療はある疾患について継続的な治療を受けている人を対象としたものも多く、初診は対面診療が必要とされています。ただし、2021年2月現在、新型コロナの影響でオンライン診療に関する規制が一時的にゆるめられていますが、収束後は再び「初診のみ対面診療が必須」など、オンライン診療の条件が厳しくなるとされています。


●オンライン診療費がかかる
オンライン診療は、医療機関に行かなくても受診できる新しい診療方法として注目されており、今後もこの診療方法を取り入れる医療機関は増えると考えられます。


しかし、オンライン診療にはツールの導入や通信費、処方箋や薬の配送といったコストもかかり、患者側の負担も欠かせません。診察費そのものは対面診療と変わらないものの、システム利用料などがかかる点には注意しましょう。

医療費であわてないためには日ごろの備えが大事

急な病気や体の不調によって医療機関を受診することは、誰にでも起こりえます。診療を受けた結果、保険適用外の「自由治療」が必要になった場合には多額の医療費がかかり、その後の生活に影響を及ぼすことも。


さらに、がん・脳卒中・心筋梗塞の三大疾病、そこに高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全を加えた七大生活習慣病は日本人の入院・死亡原因として大きな割合を占めています。治療は長期にわたることも多く、長く付き合っていく必要もあり、その間も医療費はかかり続けます。また、治療のための先進医療などは保険適用外の診療のため、全額自己負担となって患者へとのしかかってきます。


オンライン診療は長期の通院を必要とするような治療にも適した診療方法で、薬の処方を受けるためだけに病院へ行く必要がなくなるため、時間的・体力的な負担を減らすことができますが、費用の負担を大きく減らすことはできません。


こうした負担をなるべく減らすために有効なのが医療保険や共済。いつかやってくるかもしれない「もしも」のとき、費用のことで悩まないように、日ごろから備えておきましょう。

この記事をシェアする
↑