ジューンブライドと令和の結婚事情。「幸せな結婚」のためにいくらかける?必要な準備は?

ジューンブライドと令和の結婚事情。「幸せな結婚」のためにいくらかける?必要な準備は?

ジューンブライド(June bride)――「6月の花嫁」は幸せになれると、ヨーロッパでは古くからロマンチックな言い伝えがあります。日本ではあいにく梅雨の時期ですが、じつは費用面に魅力がある場合も。多くの結婚式場で会場割引や特典があり、「式だけでなく今後の生活までしっかり考えたい」というカップルには、おすすめの時期とも言えそうです。理想の結婚を実現するために、令和の結婚式の費用や結婚後の資金について知っておきましょう。


本内容は、令和8年6月時点の調査等に基づき記載しています。具体的な結婚式等にかかる費用については、利用されるサービスによって異なりますので必要に応じて提供各社にご確認ください。



ジューンブライドの由来とは?

ジューンブライドの由来で有力なものが、ローマ神話に登場する結婚や出産、家庭、女性の生活を守護する女神「Juno(ジュノ―)」です。6月(June)の語源とされる女神で、彼女の加護が最も強い6月に結婚すれば、末永く幸せな結婚生活が送れると信じられてきました。日本でもジューンブライドに憧れる女性は多いものの、好天続きのヨーロッパとは違い梅雨が難点です。なお、フランスには「Mariage pluvieux, Mariage heureux(雨の日の結婚式は、幸せな結婚の始まり)」ということわざがあります。土壌を潤す雨は「繁栄」の象徴と考えれば、梅雨のジューンブライドもポジティブに検討できそうです。


フォトウェディングを活用した「ナシ婚」も人気

結婚式のスタイルも多様化し、挙式や披露宴等のイベントを行わない「ナシ婚」カップルが増えています。そして、ナシ婚でも「思い出は残したい」というニーズに応えたのが「フォトウェディング」です。憧れのシチュエーションや衣装を自由に選び、“理想の結婚式”を再現するフォトウェディングの平均費用は約28.4万円。結婚式費用の約10分の1程度の予算です。「フォトウエディング動向調査2025」では、挙式・披露宴未実施層の63.7%がフォトウェディングを実施しています。コスト意識の高い、20代以下には特に人気の選択肢となっています。


実際にかかる費用と「ナシ婚」のメリット

■結婚式費用の平均は?
結婚式費用の平均は、挙式、披露宴・ウェディングパーティともに実施した場合は343.9万円。親・親族からの援助が「あった」人は74.2%で、カップルの自己負担額の平均は161.3万円です。


参考:リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」


■「ナシ婚」のメリットは?
メリット①費用が抑えられる
結婚式は挙げず食事会のみを実施した場合は、結婚式だけ、あるいは披露宴やパーティだけを選んだカップルよりも、費用が抑えられるため新生活により投資できるかもしれません。


メリット②準備の負担が少ない
準備にかかる時間が不要なため、人間関係の調整や、結婚式を成功させるためのさまざまなプレッシャーがありません。


メリット③自由度が高い
予算や形式にしばられないので、好きなタイミングで結婚することができます。


■リーズナブルなフォトウェディング
「フォトウエディング動向調査2025」によると、フォトウェディングの平均費用は約28.4万円です。撮影スタイルも「家族と一緒に撮影(親や子どもなど)」「ペットと一緒に撮影」など多様な選択肢があり、人気が高まっています。気軽な予算で、自分たちらしい結婚のかたちを実現できるのが、ナシ婚+フォトウェディングの魅力です。





参考:フォトウエディング動向調査2025


アフターウェディングにかかる費用は?

結婚費用は挙式・披露宴やパーティ等、華やかなイベントに注目しがちですが、新婚旅行(ハネムーン)や新生活の準備までを見通して、全体の予算を立てることが大切です。


結婚にかかる費用の全体(結納・婚約から挙式・新婚旅行など)は、平均454.3万円です。項目別では、「挙式、披露宴・ウェディングパーティ総額」が343.9万円、「新婚旅行」が61.6万円、「結納式の費用」が43.9万円となっています。ここまでが華やかなイベントとすれば、新居への引っ越しや、新生活準備(家具、家電購入等)は、地に足をつけた新生活のスタートです。


参考:リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」

新婚旅行の費用はどれくらい?

■新婚旅行にかかる費用
「新婚旅行に行った」「行く予定」というカップルは75.8%にのぼっています。予約時にかかる平均費用は43.9万円。この金額に、現地での食事やレジャー、おみやげ代などの追加費用が平均で12.4万円プラスされます。


参考:リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」


■国内、海外旅行で差が出る平均費用
近年の円安の影響で海外旅行にかかる費用が高騰しています。2026年のJTBの旅行動向見通しによると、国内の平均旅行費約5.3万円に対し、海外平均旅行費約31.7万円(いずれも1人あたり)と数倍の差があります。「ハネムーンなので海外に」と決めつけず、新生活にかかる費用もバランスよく考え、国内旅行を視野に入れることも大事です。


新生活に必要な備え

■支出割合が高いインテリア、家具・家電
「新婚生活実態調査2023」によると、結婚後の新生活準備で支出割合が高いのが「インテリア・家具」と「家電」です。約8割の人が予定も含めて「支出あり」と回答しており、平均金額はインテリア・家具が24.4万円、家電製品が28.8万円です。




参考:新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)


■新居は5割以上、クルマも約4割が新婚消費
結婚を機に新居やクルマを購入する人は多く、新居は5割以上、クルマは約4割の新婚カップルが「支出あり(予定含む)」と回答しています。


結婚にかかる費用と合わせると、人生のなかでも最大級に「一度に大きな出費」のタイミングです。新居の購入予算を確保することも大切ですが、長期的な維持を見据える視点も大事。新居を購入されたら『建物の保障』と『家財の保障』をあわせて考えることが大切です。JA共済の『建物更生共済 むてきプラス』なら火災はもちろん地震などの自然災害にも備えられます。また、お車を購入されたら事故による賠償やご自身とご家族のケガ、修理に備えるJA共済の『自動車共済 クルマスター』を検討ください。​


参考:新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)


気になる“子ども”にかかる費用は?

「新婚生活実態調査2023」によると、1年以内に入籍した新婚カップルの約7割(71.8%)は子どもを持つ「意向あり」と回答しています。少子化が進む現在ですが、意向「なし」は1割強(13.5%)で、「どちらともいえない」の14.7%と合わせても、新婚カップルの多くは子どもを望んでいます。


興味深いのは、入籍後の気持ちの変化です。入籍後3年超~5年以内では「意向あり」が73.5%と、新婚当初よりも子どもを持ちたい意向が高まっています。同データでは、「子どもが欲しい」という気持ちに代わる要素として、「安定した収入」や「貯金」「子どもをもつ覚悟や自信」が挙げられていますが、生活が安定することで意向が高まる傾向が見られます。


一方で、子どもを持つことの現実的な課題は教育費です。現在は国の教育無償化が段階的に進められていますが、給付のタイミングや子どもの数等で負担がゼロになるわけではありません。夫婦でしっかり話し合い、将来を見据えた備えが大切です。

子育て・教育費に必要な備え

■子育て費用はどれくらい?
子育て費用は教育費と食費・習い事、スポーツ、学習塾などの合計です。幼稚園から高校卒業までの教育費は、すべて公立の場合でも学費だけで約170万円、すべて私立の場合の場合は、約480万円。大学は国立の場合、約82万円、国立は約91万円、私立は約120万円かかると試算されています。



幼稚園から高校までの学習費総額


すべて公立 すべて私立
幼稚園 184,646円 347,338円
小学校 366,599円 1,741,516円
中学校 542,450円 1,560,359円
高校 596,954円 1,179,261円

参考:文部科学省:調査結果の概要-令和5年度子供の学習費調査



国公私立大学の授業料等の推移


国立大学 公立大学 私立大学
授業料 535,800円 536,191円 959,205円
入学料 282,000円 374,371円 240,806円

参考:文部科学省: 国公私立大学の授業料等の推移


毎月の習い事、スポーツ、学習塾の費用なども踏まえて、子どもが将来、自由に未来を選択できるように長期的なビジョンをもつことが大切です。計画的に資金を貯めたいときや、もしものときの備えとして、JA共済の「こども共済」があれば、さらに安心が広がります。


まとめ:備えるだけで、新婚生活はより豊かに

結婚準備は、挙式や新婚旅行などの目の前のイベントに集中しがち。しかし、本当に大切なのは、結婚後の長い人生を見据えた長期的な設計です。新居準備、子育て・教育費、老後資金など、将来のライフイベントを想定し、早めに資金計画を立てておくことで、安心が生まれ、毎日の生活にゆとりができます。


ジューンブライドが、ローマ神話の結婚・出産・家庭の守護女神「Juno(ジュノ―)」に由来するように、結婚を一時的なイベントではなく、豊かさと繁栄のスタートとしてとらえたいですね。夫婦で未来を語り合いながら、少しずつ備える。その取り組みが、新婚生活をより豊かで、実りあるものにしてくれるはずです。



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参考・出典元:
リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」
https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html

JTB「2026年(1月~12月)の旅行動向見通し」
https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2026/01/08_jtb_2026-travel-trend-outlook.html

Photorait「フォトウエディング動向調査2025」
https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp/photowedding-2025

新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)
https://souken.zexy.net/research_news/partnership/newlywed.html

文部科学省:調査結果の概要-令和5年度子供の学習費調査
https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_3.pdf

文部科学省: 国公私立大学の授業料等の推移
https://www.mext.go.jp/content/20211224-mxt_sigakujo-000019681_4.pdf



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