どこまで知ってる?車を所有しているだけでかかる維持費用まとめ

“その他”に関するねだんのこと

2019.03.11

一般的に住宅の次に高い買い物となる車。しかも車は、購入後にも税金に保険、整備代……と、何かと維持費がかかります。今回は、車にかかる維持費の内訳を明らかにしてみましょう。

自動車の所有にかかる維持費用とは

車を所有している(購入した)と仮定して、購入後にかかる費用をまとめてみると、以下の通り。


■税金(自動車税/軽自動車税、自動車重量税)

■自動車保険(自賠責保険、自動車任意保険)

■整備代(法定点検、車検、消耗品代)

■燃料代(ガソリンまたは軽油)

■その他(洗車代など)

実際にどれくらいの費用がかかる?

それでは、上記で挙げた費用の詳細を見ていきましょう。


■税金(自動車税/軽自動車税、自動車重量税)

購入後にかかる税金は、自動車税と自動車重量税の大きく2つ。


自動車税(軽自動車は軽自動車税)は年に一度、納付する税金で、4月1日時点でその車を所有している人の課せられ、例年4月下旬に納付書が自宅に届きます。


税額は、エンジンの総排気量で定められており、総排気量1リットル以下の29,500円から、6.0リットル超の111,000円まで10段階(消費税増税後に減額になる可能性あり)。軽自動車の場合は、一律で10,800円です。



自動車重量税は、その名の通り車の車両重量に応じて課させる税金です。税額は車重0.5トン刻みで、購入時と車検時に「次の車検まで」の36ヶ月または24ヶ月分を納付します。税額は、1トン以上1.5トン未満で36,900円(36カ月分)、1.5トン以上2.0トンで49,200円(36カ月分)。軽自動車の場合は、車重に関わらず一律で、新車時に9,900円、車検時に6,600円です。



■自動車保険(自賠責保険、自動車任意保険/共済保険)

自動車保険には、加入が義務付けられている「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」と、任意で加入する「自動車任意共済/保険」の2つがあります。


「自賠責保険」は、交通事故被害者の救済を目的とした保険で、加入は必須。そのため「強制保険」と呼ばれることもあります。1ヶ月単位で可能ですが、通常は「次の車検まで」の期間で加入します。ただし、最初に加入するときのみ、車検満了日時と自賠責保険の契約満了日時の関係から、「+1ヶ月」の37ヶ月で加入するのが一般的です。


金額は普通車の場合、24ヶ月で25,830円、軽自動車は25,070円です。国が定める保険のため、どの代理店で支払っても金額は変わりません。


一方の自動車任意保険は、被害者の救済だけでなく、加入者自身の怪我や車の修理費用なども補償の対象となります。保険会社のプランや加入者の年齢、等級、車種やグレードによって、金額が異なるため、一概に「いくら」とは言えませんが、月額1万円程度がひとつの目安になるでしょう。もちろん、中には月額3,000円程度の人もいますし、2万円を超えるケースもあります。


なお、加入は「任意」とはいえ、自賠責保険で支払われる賠償金は最低限しかなく、加入者自身の補償もありませんから、加入は必須と考えてよいでしょう。


■整備代(法定点検、車検、消耗品代)

12ヶ月毎の法定点検と、24ヶ月(新車は初回36ヶ月)ごとの車検は、自動車を所有する上で必須の点検となります。費用は12ヶ月点検が2~3万円程度。車検は整備工場の工賃の他に法定費用(検査代+各種税金、印紙代)が必要なため車種によって大きく異なりますが、10~20万円程度と考えておけばいいでしょう。


その他、半年~1年ごとのオイル交換(5,000円~1万円程度)、およそ3年ごとのバッテリー交換(2~4万円程度)、数年に一度必要なタイヤ交換(一般的なコンパクトカーなら6万円前後)などが必要となってきます。また、古くなれば当然、交換すべき消耗品も増えてきますから、さらにメンテナンス費用はかかります。


ちなみに近年では、メーカーやディーラーが、初回車検までの整備代がパックになったメンテナンスプログラムを用意しているケースが多くなっています。新車購入代金とともに整備代を予め払っておくため、12ヶ月、24ヶ月の点検時に特別な消耗品などの交換が必要なければ、その場で費用を払う必要がなくなり便利でお得です。


■燃料代(ガソリンまたは軽油)

燃料代は、走行距離に応じて大きく異なるため、こちらも一概に「いくら」とは言えません。そこで、一般的な車種と走行距離を仮定して概算してみました。走行距離を月800km、燃費をガソリン1リットルあたり12km/L、ガソリン価格を140円/Lとすると、1ヶ月あたりのガソリンは、おおよそ9,400円になります。


■その他(洗車代など)

ここまで説明した中で、車の維持はほぼ網羅されていますが、その他にかかるとしたら洗車代や、カーグッズ代などでしょう。洗車は、セルフ式の洗車機なら600~1,000円程度。車内清掃まで含めたしっかり洗車で2,000~5000円ほどといったところです。細かなカーグッズ代はそれこそ任意ですが、今ではカップホルダーなどはほぼすべての車に標準装備されていますし、カーナビやETC車載器もディーラーで装着してもらうケースが増えており、あとから出費をする機会は限りなく減っていると考えられます。あとから装着すべきものの代表例は、ドライブレコーダー(1~3万円)ぐらいでしょう。


維持費用を抑える方法

自賠責保険は一律なので減らすことはできないとしても、その他の費用はある程度、抑えることは可能です。とはいえ、税金を抑えるには税額の安い車に乗り換える必要があり、「税金のために」と考えるとあまり現実的ではありません。


点検については、近年は格安車検もありますが、定期的にディーラーで点検を受けてしっかり整備をしてもらうほうが安心です。一方で、タイヤやバッテリーといった消耗品については、安いお店で買うことで整備代を抑えることは可能です。


また、自動車任意共済・保険を定期的に見直すことも、維持費を抑えるポイント。共済・保険は、意外と頻繁に改定されますから、更新時にプランを見直したり、自動車共済・保険も視野に見積もりを取ったりすると、年間数千円程度、変わってくる可能性があります。


もし、年式の古い車にお乗りでしたら、思い切って新車を購入すると維持費を抑えられるかもしれません。


最近の車は燃費がよく、「買い替えによってガソリン代が半分になった」ということもあるものです。また、車齢13年を経過すると自動車税と重量税が増額となります(重量税は18年でさらに増額に)。最近は、残価設定型ローンなど、月々の負担を抑える支払い方法も選べるので、新車購入のハードルは意外と低いもの。思い切って乗り換えを検討してみるのもオススメです。


なお、乗り換え時には、「乗り換えのプランを予め考えること」ことも大切。「子どもが小学生になるころにはミニバンにしたい」などと、先のライフプランを見据えて「5年後に買い換える」などと乗り換えのプランを考えておけば、無駄なく買い替えができます。購入のタイミングを見極めることが、維持費を抑えるもっとも大きなポイントかもしれません。


参考:
東京都主税局HP
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/car_shutok.html
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/car.html

自動車重量税について(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000076.html

自動車関係税制について(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000028.html

この記事をシェアする

よく読まれている記事

1分でわかる

  • 生活障害共済「働くわたしのささエール」 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • 自動車共済「クルマスター」 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • 介護共済 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • 予定利率変動型年金共済「ライフロード」 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • 医療共済 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • がん共済 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • こども共済 万が一に備えてしっかり準備しよう!
  • 建物更生共済 万が一に備えてしっかり準備しよう!

↑