みんなの貯金額は?共働き世帯の平均貯金額まとめ

“その他”に関するねだんのこと

2019.03.01

歳を重ねていく上で、貯金は非常に有用な処世術です。養育費や不意の出費、老後の蓄えなどなど……お金が必要になる場面は多く、いくらか貯金があるに越したことはありません。しかしどのくらいの貯金をしておくのが妥当なのでしょうか?


平成28年の共働き世帯と夫婦のどちらか一方が働いている世帯の数はそれぞれ約1,100万と約600万というデータが出ています。このうち、共働き世帯の人たちを参考に、みんな貯金はどれくらいしているものなのかを知り、それを目安にしながらご自分の世帯でも賢く貯金をしていきましょう。

【世代別】共働き世帯の平均月収

世代ごとの平均月収はいくらになっているのでしょうか。政府が行っている「全国消費実態調査」のうち、平成26年のデータ「第49表 夫の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」を参考にしてみましょう。なおこの統計では便宜的に、夫の年齢を基準にした区分がなされています。
同データの「実収入」の項目から。


30歳未満……420,976円

30~39歳……498,509円

40~49歳……565,192円

50~59歳……623,043円

60~69歳……473,042円

70歳以上……385,080円



以上が共働き世帯の平均月収です。平均月収は年齢とともに上がっていき、50歳代をピークに、その後減少していく傾向にあります。

【世代別】共働き世帯の平均貯金額

同じデータを参考に、今度は平均貯金額を見ていきましょう。「貯蓄現在高」の項目を参考にします。


30歳未満……4,029,000円

30~39歳……5,799,000円

40~49歳……8,842,000円

50~59歳……14,461,000円

60~69歳……16,915,000円

70歳以上……16,189,000円



こちらの数字は老後に向けて年々増えているという結果になっています。


「貯蓄現在高」の内訳は「通貨性預貯金」「定期性預貯金」「生命保険など」「有価証券」の4項目ですが、興味深いのは「貯蓄現在高」に比べて「通貨性預貯金」は、世代が違っても数字に大きな変動がないというところです。なお「通貨性預貯金」とは、銀行や郵便局に預け入れている、自由に出し入れができるお金のことを指します。参考に、各世代の「通貨性預貯金」の数字だけ見てみましょう。


30歳未満……2,063,000円

30~39歳……2,312,000円

40~49歳……2,156,000円

50~59歳……2,869,000円

60~69歳……3,458,000円

70歳以上……2,827,000円



世代間で「通貨性預貯金」ではあまり差がないのに「貯蓄現在高」に開きが出てくるのは、その他の3項目「定期性預貯金」「生命保険など」「有価証券」で差が生まれているからです。では、30歳未満と50~59歳を例にとって比較してみましょう。


貯蓄現在高

30歳未満:4,029,000円

50~59歳:14,461,000円

通貨性預貯金

30歳未満:2,063,000円

50~59歳:2,869,000円

定期性預貯金

30歳未満:1,003,000円

50~59歳:5,226,000円

生命保険など

30歳未満:642,000円

50~59歳:4,460,000円

有価証券

30歳未満:181,000円

50~59歳:1,237,000円



このことから、年齢を重ねるほど「通貨性預貯金」以外のお金が多くなっているのがわかります。
では次に、ひと月あたりの平均貯蓄額はいくらなのでしょうか。これも同じデータを用いて、「可処分所得」から「消費支出」を引いて求めます。すると、


30歳未満……95,529円

30~39歳……130,009円

40~49歳……129,925円

50~59歳……114,281円

60~69歳……82,071円

70歳以上……70,932円



となりました。30歳代が一番多く、40歳代からなだらかに減少しています。子どもが大きくなってくる養育費もかかるので、その関係から貯蓄額が少なくなっていることがうかがえます。

共働き夫婦のための貯金テクニック

それでは具体的な貯金のテクニックをご紹介しましょう。貯金が苦手な人や「今まで貯金をしたことがない」という人も、ちょっとした工夫をすることで賢く、無駄なく、ストレスなく上手に貯金をしてくことができます。


貯金と聞くと「我慢して節約を続ける」というイメージを持つ方は多いと思います。たしかにそれも正しく効果的な貯金の方法ではありますが、長い忍耐と努力が必要になります。ですので、この方法は性格的に向いている人にしかおすすめできません。


貯金のためにまずやりたいのが「固定費の見直し」です。生活費には「固定費」と「変動費」の2種類があります。「変動費」は食費や遊興費などの「毎月金額が変わる費用」のことです。さきほど触れた「我慢して節約を続ける」というやり方は、どちらかというと「変動費の見直し」に該当します。買いたい服があるけど我慢する、電車賃を浮かせるために一駅分歩く……などです。繰り返しになりますが、これも立派な節約のための努力です。ただし継続するのが大変です。


一方「固定費」は「毎月金額が決まっている費用」のことです。家賃・住宅ローン、通信費(携帯電話料金など)、保険料などがこれに当たります。これらの費用は毎月自動的に発生するので、「その金額を支払うのは当たり前」という感覚になりがちです。しかし実は「固定費の見直し」こそが、貯金を楽に長く続けるために大事なのです。
見直せば効果が上がる可能性の高い固定費には住宅費・保険料・通信費などがあります。これらの固定費は最初に手続きなどを済ませてしまえば、あとは継続的に、いわば「自動的に」節約していくことが可能となります。


具体的な見直し方は下記のとおりです。
住宅費→住宅ローンの借り換えや安い家賃の家への引越し
保険料→プランを見直して、現在の自分に必要と思われる無駄のないプランを選択
通信費→月々の支払いが安くなるキャリアや機種に変更



もう一つ、貯金を楽にする心理的なテクニックをご紹介します。
まず、銀行口座を「生活費用口座」と「貯蓄用口座」の二つに分ける方法があります。口座を一つしか持っていない場合、給料が振り込まれた口座から生活費を引き出して、同じ口座で貯金して……というやり方になります。これが一番確実なのですが、難しいと感じる人は多いようです。


理由のひとつ目に「貯金額が把握しにくい」というものがあります。通帳を見て現在の貯蓄額を把握しようと思っても、その都度生活費を差し引いた分を計算しなくてはなりません。しかし貯蓄用の口座を別に持っていれば貯蓄額は一目で把握できます。また「どのくらい貯まっているか」を確認することで、貯金のモチベーションを維持することにもつながります。


理由のふたつ目は、「貯蓄用口座にお金を分けておくことで手を付けにくくなる(お金を引き出しにくくなる)」というものです。「給料が20万円振り込まれたから、今月はこのうちの5万円を貯金に回して、残りを生活費に充てよう」と考えても、それを完全に実行するのはかなり難しいのです。そのために口座を「生活費用」と「貯蓄用」に分け、貯金に回す分は貯蓄用にしっかりと預け入れておく。こうしておくことで、自分の行動に対して心理的な壁が築かれます。当座のお金が足りないからといって貯蓄用口座から引き出すことには抵抗を感じることができるようになります。


共済や保険、住宅にかかるお金などの固定費の見直しや貯蓄用口座の開設など、貯金のやり方を検討することは、最初こそ手間に感じるかもしれませんが、一度やってしまえばあとは手を煩わせることはありません。まずは店舗窓口等で専門家に相談してみましょう。これらのテクニックを使って、ぜひ有意義で賢い貯金を始めてみるのはいかがでしょうか。


参考:
内閣府 男女共同参画白書(概要版) 平成29年版
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html

全国消費実態調査 / 平成26年全国消費実態調査 / 全国 特定世帯及び高齢者世帯に関する結果 二人以上の世帯
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E5%85%B1%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%80%80%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E9%9A%8E%E7%B4%9A%E5%88%A5&sort=year_month%20asc&layout=dataset&stat_infid=000031353493

なるほど統計学園高等部 消費支出と可処分所得
https://www.stat.go.jp/koukou/cases/cat5/fact2.html

知るぽると 消費支出・非消費支出とは
https://www.shiruporuto.jp/public/data/magazine/yogo/s/shohi_shishutsu.html

総務省統計局 家計調査 用語の説明
https://www.stat.go.jp/data/kakei/2001np/04nh02.html#j20101

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